共起(Co-occurrence)とは、特定の語・概念・Entityが、他の語・概念・Entityと同時に登場する頻度・パターンのことです。

英語表記:Co-occurrence(読み方はきょうき)

「ある単語が出てくるとき、その周りにどんな単語が出てきやすいか」を捉える言葉です。GEOの話では、ブランドや人物の名前が、どのテーマ・業界・専門領域の語と一緒に語られているか、という意味で使われます。

この言葉の基本

共起という言葉の読み方・指すもの・使われる分野

項目 内容
英語表記Co-occurrence
読み方きょうき
指すもの語・概念・Entityが、他の語・概念・Entityと一緒に登場する頻度やパターン
使われる分野言語学・情報処理、SEO、GEO
混同しやすい言葉SEOの共起語、キーワードの詰め込み

共起という言葉が使われる文脈

共起は、言語学・情報処理の分野で使われてきた言葉です。ある単語が出現するとき、周辺にどんな単語が出現しやすいかを、統計的に捉えるときに使います。

AIの話でも、この言葉が出てきます。LLMは大量のテキストを学習する中で、ある概念が他のどの概念と一緒に登場するかを学び、概念どうしの意味の関係を形作る、と説明されます。

GEOの話では、ブランド名が「会計ソフト」「確定申告」のような特定のテーマの語と、同じ文章の中で繰り返し一緒に語られている状態を指して「共起している」と言います。反対に、ブランド名がほかの語と結び付かずに単独で出てくるだけの状態は、共起が少ない状態です。

SEOの共起語との違い

SEOでは「共起語」という言葉が、同じページに関連キーワードを含める、という意味で使われます。GEOの話で出てくる共起は、見ている範囲が違います。

SEOの共起語とGEOの話での共起の違い

項目 SEOの共起語 GEOの話での共起
見る範囲1つのページの中Web全体・学習データ全体
一緒に登場するもの検索キーワードと、その関連キーワードブランド・人物と、専門領域・業界の語

似た言葉との関係

Entity

Entityは、AIや検索エンジンが固有の意味を持つものとして認識する対象です。共起は、そのEntityがどんな語と一緒に語られているか、というEntityの周りの文脈を指します。

sameAs・構造化データ

sameAsやOrganizationスキーマは、「このブランドはこのEntityです」とページの中で構造的に宣言するものです。共起は宣言ではなく、Web上の文章の中で、ブランドが実際にどのテーマと一緒に語られているかを指します。

ソースの多様性

ソースの多様性は、情報源がどれだけ多くのドメインや運営主体にまたがっているかを見る言葉です。共起は、1つひとつの文章の中で何と何が一緒に出てくるかを見る言葉で、見ている単位が違います。

GEO対策における位置づけ

GEOでは、AIが自社ブランドをどのテーマ・業界と結び付けて語るかを考えるときに、この言葉が出てきます。構造化データで何を宣言しているかとは別に、Web上の文章でブランドがどう語られているかを表す言葉です。

自社サイトでの表記や発信するテーマは自社で決められます。一方で、Web全体の共起には他社や第三者が書いた文章も含まれるので、すべてを自社で決めることはできません。

共起が、GEO対策のコンテンツ設計の中でどこに当たるかは、GEO対策のコンテンツ設計とは?記事を書き直す前に見直す書き方とページのつなぎ方で整理しています。

よくある誤解

共起はキーワードの詰め込みと同じ

共起は、文章の中で語が自然な文脈で一緒に登場することを指します。キーワードを不自然に並べて詰め込む行為とは別のものです。

表記がばらばらでも、同じブランドの共起として数えられる

同じブランドでも、英字の大文字・小文字やカタカナのように表記が揺れると、共起のパターンは表記ごとに分かれて現れます。

共起に関連する用語

共起に関連する用語と、その意味

用語 意味
EntityAIや検索エンジンが、固有の意味を持つものとして認識する対象
Knowledge GraphEntityとその関係性を構造化して管理するデータベース
sameAs外部のURLとEntityが同じものだと示すプロパティ
ソースの多様性情報源が、ドメインや運営主体の面でどれだけ分散しているか
トピッククラスターピラーページとクラスターページを内部リンクで結ぶコンテンツ設計の手法

よくある質問

共起は何と読みますか?

「きょうき」と読みます。英語ではCo-occurrenceです。ある語や概念が、他の語や概念と一緒に登場する頻度やパターンを指します。

SEOの共起語と、GEOの話での共起は同じですか?

見ている範囲が違います。SEOの共起語は、1つのページに関連キーワードを含めることを指します。GEOの話での共起は、Web全体・学習データ全体で、ブランドと専門領域の語が一緒に語られるパターンを指します。

共起とsameAsはどう違いますか?

sameAsは、外部のURLが自社のEntityと同じものを指すことを、構造化データで宣言するプロパティです。共起は宣言ではなく、Web上の文章でブランドが実際にどの語と一緒に語られているかを指します。