Entityとは、AIや検索エンジンが「固有の意味を持つ概念・モノ・人・組織」として認識する対象のことです。

英語表記:Entity(読み方はエンティティ)

AIに自社やブランドを認識してもらうための考え方や、情報の整理のしかたは、AIに自社を正しく認識(言及・推薦)してもらうには?会社・ブランド情報を整える方法で解説しています。このページでは、Entityという言葉そのものについてまとめます。

この言葉の基本

Entityという言葉の読み方・指すもの・使われる分野

項目 内容
表記Entity
読み方エンティティ
指すもの検索エンジンやAIが、固有の意味を持つものとして個別に識別・認識する対象
使われる分野検索エンジン(SEO)、AIの回答生成(GEO)
混同しやすい言葉キーワード。文字列そのものを指し、Entityとは別物

人・組織・場所・商品・概念などが、それぞれ個別のEntityになります。

Entityの主な種類と例

種類 例
人物(Person)Elon Musk
組織(Organization)OpenAI
場所(Place)東京、渋谷区
概念・トピックRAG、E-E-A-T
製品・サービスChatGPT

Entityという言葉が使われる文脈

Entityは、もともと検索エンジンの分野で広まった言葉です。Googleは2012年にKnowledge Graphを導入し、それ以降、Entityをもとに検索を理解する仕組みを強めてきました。検索クエリの言葉が「どのEntityを指しているか」を判断して、意図に近い検索結果を返すためです。

いまはAIの回答生成の話でも、ブランドや人物を「何者か」として認識する単位を指して、この言葉が使われます。

Entityとキーワードの違い

キーワードは検索クエリに含まれる文字列で、Entityはその文字列が指す固有の概念・存在です。

キーワードとEntityの違い

項目 キーワード Entity
何か検索クエリに含まれる文字列その文字列が指す固有の概念・存在
「apple」の場合「apple」という1つの文字列果物のりんごと Apple Inc. は、別々のEntity

同じ文字列でも、文脈によって指すEntityが変わります。検索エンジンやAIは、どのEntityを指しているかを文脈から判断しています。

似た言葉との関係

Knowledge Graphは、GoogleがEntityとその関係性を構造化して管理するデータベースです。Entityが「もの」の単位なら、Knowledge Graphはそれらをつないだ全体にあたります。

構造化データ(Schema.org)のPerson・Organization・Productなどのタイプは、それぞれEntityの種類に対応しています。sameAsは、WikipediaやSNSなど外部のURLが自社のEntityと同じものを指すことを示すプロパティです。

E-E-A-Tで信頼性を見られる著者や組織は、Entityでいえば人物(Person)と組織(Organization)にあたります。Entityの情報をどう整理するかは、冒頭で紹介した記事で扱っています。

Entityに関連する用語

Entityに関連する用語と、その意味

用語 意味
Knowledge GraphEntityとその関係性を構造化して管理するデータベース
構造化データページの内容を、機械が読み取れる形式で記述したデータ
Organizationスキーマ組織のEntityを記述する構造化データ
Personスキーマ人物(著者など)のEntityを記述する構造化データ
sameAs外部のURLとEntityが同じものだと示すプロパティ
共起あるEntityが、他の語や概念と一緒に登場すること
E-E-A-TGoogleが定めるコンテンツ品質の評価軸

よくある質問

Entityは何と読みますか?

「エンティティ」と読みます。検索エンジンやAIが、固有の意味を持つものとして個別に認識する対象を指します。

Entityとキーワードは同じですか?

同じではありません。キーワードは検索クエリに含まれる文字列で、Entityはその文字列が指す概念や存在です。「apple」という1つのキーワードが、りんごとApple Inc.という2つのEntityを指すことがあります。

EntityとKnowledge Graphはどう違いますか?

Entityは1つひとつの対象で、Knowledge GraphはGoogleがEntityとその関係性をまとめて管理するデータベースです。