ファクトチェックとは、情報の正確性を第三者が検証するプロセスのことです。

英語表記:Fact-checking(Fact check とも書く)

報道機関・研究機関・専門機関などが、発信された情報の出どころを確認し、事実か否かを判定します。報道機関の活動として知られる言葉ですが、AIの回答や企業のコンテンツについても使われます。

この言葉の基本

ファクトチェックという言葉の表記・分野・検証する人

項目 内容
英語表記Fact-checking(Fact check)
分野報道・情報の検証
検証する人発信者とは別の第三者(報道機関・研究機関・専門機関など)
確かめること情報の正確性・真偽と、その出どころ
関わりの深い構造化データClaimReview

似た言葉との関係

一次情報・オリジナルリサーチ

ファクトチェックでは、主張の出どころにさかのぼって確かめます。行き着く先は、原典論文・公式発表・政府データのような一次情報です。自社で調査したデータ(オリジナルリサーチ)を公開するときも、その数字がどこから来たかが示されていれば、第三者が確かめられます。

ハルシネーション

ハルシネーションは、AIが事実と異なる内容をもっともらしく生成する現象です。AIの回答に書かれた内容を、元の情報と照らし合わせて確かめる作業も、ファクトチェックと呼ばれることがあります。

ClaimReview

ClaimReviewは、ファクトチェックの結果(検証した主張と、その判定)を記述するための構造化データです。Googleは2025年6月12日に、Google検索でのClaimReviewのサポートを段階的に終えると告知しました。Google検索セントラルのClaimReviewの説明ページは2026年9月時点でも残っていて、「Google検索でのサポートは段階的に終了するが、Fact Check Explorerではサポートを続ける」という趣旨の注記が付いています。

GEO対策における位置づけ

GEO対策の文脈では、第三者による検証そのものより、自社のコンテンツの正確性を見直し、数字や主張の出典を示して、読んだ人が確かめられる状態にしておくことを指して使われることがあります。出典を示したコンテンツがAIに引用されやすいかどうかは、ここでは扱いません。

一次情報をどんな材料から作り、公開するときに何を整理するかの全体像は、GEO対策で使う一次情報の作り方|自社データがなくても作れる4つの材料で整理しています。

よくある誤解

AIはファクトチェックを完全に行っている

行っていません。AIがハルシネーションを起こすことがあるのはそのためです。回答に書かれた内容が正しいかは、別に確かめる必要があります。

ファクトチェックは報道機関だけに関係する

報道機関だけの言葉ではありません。企業が自社のコンテンツの正確性を確かめ、出典を示すことも、この言葉で呼ばれることがあります。

数字や統計を載せれば、確かめられる情報になる

数字があるだけでは確かめられません。確かめるには「その数字がどこから来たか」が要ります。出典が不明な数字や、出どころを取り違えた統計、古いデータは、第三者が検証できない情報です。

ファクトチェックに関連する用語

ファクトチェックに関連する用語と、その意味

用語 意味
一次情報自ら調べたり、体験したりして得た、元の情報
オリジナルリサーチ自ら調査・分析して、新しいデータや知見を生み出すこと
ハルシネーション事実と異なる内容を、もっともらしく生成してしまう現象
E-E-A-T経験・専門性・権威性・信頼性の4つの頭文字
構造化データページの内容を、検索エンジンなどが機械的に読める形式で記述したデータ。ClaimReviewもその1つ

よくある質問

ファクトチェックは誰が行うものですか?

本来は、発信者とは別の第三者です。報道機関・研究機関・専門機関などが行います。企業が自社のコンテンツを確かめる作業を指して使われることもあります。

ClaimReviewは今も使えますか?

Google検索では、2025年6月にサポートを段階的に終えると告知されました。Googleの説明では、Fact Check Explorerでは今もサポートされています(2026年9月時点)。

AIの回答はファクトチェックされていますか?

完全には、されていません。事実と異なる内容が生成されること(ハルシネーション)があります。