構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンやAIが機械的に理解できる形式で記述したメタデータのことです。

英語表記:Structured data(語彙の仕様は Schema.org)

どの種類の構造化データを、どのページに、どう設置するかは、GEO対策で優先する構造化データは?21種類の優先順位と設置場所で解説しています。このページでは、構造化データという言葉そのものについてまとめます。

この言葉の基本

構造化データという言葉の表記・語彙・書き方の形式

項目 内容
表記構造化データ(英語では Structured data)
使う語彙Schema.org。Google・Microsoft・Yahoo・Yandexが共同で策定した語彙の仕様
書き方の形式JSON-LD・Microdata・RDFa の3つ
画面への表示されない。機械が読むためのデータ
使われる分野検索エンジン(SEO)、AIの回答生成(GEO)
混同しやすい言葉セマンティックHTML。HTML本文のタグで構造を表すもので、構造化データとは別物

通常のHTMLは、ブラウザが「表示」するために書かれています。構造化データは、その内容の「意味」を機械に伝えるために書かれます。たとえばHTMLに人の名前が書かれていても、それが著者なのか商品名なのかを機械は判断できません。構造化データで「これはPerson(人物)で、このページの著者である」と書いておくと、その意味を機械が読み取れる形になります。

構造化データの3つの形式と、Googleの扱い

形式 書き方 Googleの扱い
JSON-LD<script>タグの中にJSON形式で書く。HTML本文と分けて書ける対応(推奨)
MicrodataHTML要素に itemscope・itemprop などの属性を足して書く対応
RDFaHTML要素にRDFaの属性を足して書く対応

Googleは3つの形式のどれにも対応していて、そのうえでJSON-LDを推奨しています。JSON-LDはHTML本文と分けて書けるため、本文を変えずに追加や修正ができます。

構造化データという言葉が使われる文脈

構造化データは、Google検索のリッチリザルト(検索結果の表示を視覚的に拡張したもの)を出すための実装として広まりました。

リッチリザルトとして表示される種類は、変わることがあります。たとえばFAQのリッチリザルトは、2026年5月7日からGoogle検索に表示されなくなりました。表示が終わったのはGoogle検索の見た目のほうで、FAQPageはSchema.orgの型として残っています。

いまはGEOの話でも、ページの著者・組織・コンテンツの種類を機械に伝える手段として、この言葉が使われます。一方でGoogleは、生成AI検索に構造化データは必要なく、そのために追加する特別なschema.orgのマークアップもないとしています。Google以外のAIが構造化データをどこまで使っているかは、各社とも公式には示していません。

構造化データとセマンティックHTMLの違い

2つは混同されやすいですが、書く場所と役割が違います。

セマンティックHTMLと構造化データの違い

項目 セマンティックHTML 構造化データ
書く場所HTML本文のタグJSON-LDなら、<head>または<body>の中の<script>タグ
役割本文の構造(見出し・段落・リストなど)を意味のあるタグで表すページや内容が何であるかを、本文とは別に機械向けに書く
見た目への影響あり(タグによっては表示が変わる)なし(画面には表示されない)

どちらかがもう一方の代わりになる関係ではありません。

似た言葉との関係

Schema.orgは、構造化データを書くときに使う語彙(型やプロパティの名前)の仕様です。構造化データはページに書いたデータそのもので、Schema.orgはそこで使う言葉の辞書にあたります。

Person・Organization・Productなどの型は、それぞれEntityの種類に対応しています。sameAsは、WikipediaやSNSなど外部のURLが同じEntityを指すことを示すプロパティで、構造化データの中に書きます。

リッチリザルトは、構造化データをもとにGoogleが検索結果に出す表示です。構造化データは書く側のデータ、リッチリザルトは検索エンジン側の表示で、指すものが違います。

構造化データに関連する用語

構造化データに関連する用語と、その意味

用語 意味
セマンティックHTML意味を持つHTMLタグを正しく使って構造を表したHTML
リッチリザルト構造化データをもとにGoogleが検索結果に出す、視覚的に拡張された表示
EntityAIや検索エンジンが、固有の意味を持つ概念・モノ・人・組織として認識する対象
Organizationスキーマサイトを運営する組織の情報を書く構造化データ
Personスキーマ記事の著者など、人物の情報を書く構造化データ
WebSiteスキーマサイト全体の名前やURLを書く構造化データ
FAQページよくある質問と回答をまとめたページ。FAQPageの型で構造化データを書ける
sameAs外部のURLが指すものと同じEntityであることを示すプロパティ

よくある質問

構造化データとSchema.orgは同じものですか?

同じではありません。構造化データはページに書くデータそのもので、Schema.orgはそのときに使う型やプロパティの名前を決めた語彙の仕様です。

構造化データはページの画面に表示されますか?

表示されません。検索エンジンやAIなどの機械が読むためのデータです。

JSON-LDとは何ですか?

構造化データの書き方の形式の1つで、<script>タグの中にJSON形式で書きます。Googleが推奨している形式です。

構造化データが正しく書けているかは、どこで確かめられますか?

Googleのリッチリザルトテストで、ページごとに確かめられます。公開後は、Google Search Consoleのリッチリザルトのレポートで、サイト全体の状況を見られます。