WebSiteスキーマとは|意味・主な項目・Organizationスキーマとの違い
WebSiteスキーマとは、サイト全体の情報を機械可読な形式で記述する、Schema.orgが定義する構造化データの一種です。
英語表記:WebSite schema(Schema.org/WebSite)
この言葉の基本
WebSiteスキーマの種類・書き方・中身・置き場所
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 構造化データの一種(Schema.org の WebSite 型) |
| 書き方 | JSON-LD で書き、ページの <head> などに置くのが一般的 |
| 中身 | サイト名・URL・概要・主な言語・運営者など |
| 置き場所 | トップページ。Googleのサイト名の仕組みでは、トップページにあることが条件 |
| 混同しやすい言葉 | Organizationスキーマ。こちらはサイトを運営する組織の情報 |
WebSiteスキーマという言葉の由来
Schema.org は、Google・Microsoft・Yahoo・Yandex の4社が立ち上げた構造化データの語彙です。その中に WebSite という型があり、「1つのドメインから配信され、URLでアクセスできる、関連するWebページなどの集まり」と定義されています。この型で書いた構造化データを、WebSiteスキーマと呼んでいます。
WebSiteスキーマの主な項目
WebSiteスキーマでよく使う項目
| 項目 | 何を書くか |
|---|---|
| @id | サイトを指す識別子。慣例で https://example.com/#website のようにURLの形で書く |
| name | サイト名 |
| alternateName | 略称や別の呼び名(あれば) |
| url | トップページのURL。Googleは正規URL(canonical)を書くよう求めている |
| description | サイトの概要 |
| inLanguage | サイトの主な言語(例:"ja") |
| publisher | サイトの運営組織。Organizationスキーマの @id を参照する |
書くと、たとえば次のようになります。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"@id": "https://example.com/#website",
"url": "https://example.com/",
"name": "サイト名",
"description": "サイトの概要",
"inLanguage": "ja",
"publisher": {
"@id": "https://example.com/#organization"
}
}
Googleでの使われ方
Googleは、検索結果に表示するサイト名を決めるときに WebSiteスキーマを使っています。Googleのサイト名の説明では、name と url が必須、alternateName が推奨で、トップページに置くことが条件です。
かつては、WebSiteスキーマに potentialAction(SearchAction)を書くと、検索結果にサイト内検索の入力欄(サイトリンク検索ボックス)が出ることがありました。この表示は2024年11月21日から終了しています。Googleの2024年10月21日の告知では、書いたままでも問題はなく、サイト名に使う WebSiteスキーマはこれからもサポートされるとしています。
Organizationスキーマとの違い
WebSiteスキーマはサイトそのものの情報、Organizationスキーマはそのサイトを運営する組織の情報です。別の型ですが、WebSiteスキーマの publisher から Organizationスキーマの @id を参照して、2つをつなげて書くのが一般的です。
同じ @id を、記事の構造化データの publisher や、著者(Personスキーマ)の所属からも参照すると、サイト・組織・記事・著者が1つのまとまりとして書けます。
似た言葉との関係
構造化データは、ページの内容を機械が読める形で書き添えるデータの総称です。WebSiteスキーマはその中の1つの型にあたります。
Entity は、AIや検索エンジンが固有の意味を持つものとして認識する対象のことです。WebSiteスキーマは、Organizationスキーマと並んで、Entity の認識を支える技術的な土台として語られます。
GEO対策における位置づけ
GEOの文脈では、AIにサイト全体の文脈(名前・URL・運営組織・言語)を伝える基盤として扱われます。単独で使うより、Organizationスキーマなどと @id でつないで、一貫した情報として書く形がよく紹介されます。
構造化データがAIの回答にどこまで使われているかは、各社とも詳しく公表していません。WebSiteスキーマを入れたことで回答がどう変わるかも確かめられていません。
WebSiteスキーマが、GEO対策で優先する構造化データの中でどの順番に当たるかは、GEO対策で優先する構造化データは?21種類の優先順位と設置場所で整理しています。
よくある誤解
WebSiteスキーマを入れればAIに引用される
入れただけで引用が保証されるわけではありません。WebSiteスキーマは、サイトの情報を機械に正しく伝えるための書き方です。
SearchAction を書けば、検索結果にサイト内検索の欄が出る
Googleのサイトリンク検索ボックスは2024年11月に終了しました。いまは書いても表示されません。
WebSiteスキーマに関連する用語
WebSiteスキーマに関連する用語と、その意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 構造化データ(Schema.org) | ページの内容を機械が読める形で書き添えるデータ |
| Organizationスキーマ | サイトを運営する組織の情報を書く構造化データ。WebSiteスキーマの publisher から参照される |
| 著者情報(Personスキーマ) | 記事の著者の情報を書く構造化データ |
| URL正規化(canonical) | 同じ内容が複数のURLにあるとき、正規のURLを示すこと。WebSiteスキーマの url には正規URLを書く |
| Entity | AIや検索エンジンが固有の意味を持つものとして認識する対象 |
よくある質問
WebSiteスキーマはどのページに置きますか?
トップページ(ドメインやサブドメインのルートのURL)に置きます。サイト全体を表すものなので、全ページに置く必要はありません。
WebSiteスキーマに必須の項目はありますか?
Googleのサイト名に使う場合は、name と url が必須です。Schema.org の型としては、どの項目も必須ではありません。
CMSを使っている場合、WebSiteスキーマはどう書きますか?
WordPressなら Yoast SEO や Rank Math のように、構造化データを自動で出力するプラグインがあります。出力された中身は Schema Markup Validator などで確かめられます。