メディアの会社がAIに聞く質問は、自社の媒体名ではなく、読者が知りたいことを聞く形で作ります。AIの答えの引用元に並ぶのは、媒体名ではなく、その質問に答えたページのURLです。

媒体のジャンルごとに質問を聞いた調査は、弊社にはまだありません。ここでは、15業界450問の調査の質問の作り方を手がかりに、記事から質問を作る手順を書きます。

この記事で扱う範囲扱うジャンルからの質問の選び方/記事を型の違う質問に言い換える方法/最初に聞く3問(メディアが業界ごとにどれだけ引用されたかは「メディア向けGEOとは」で扱います)

扱うジャンルに近い業界の30問を、下敷きにする

弊社の15業界の調査では、どの業界も「おすすめ・候補選定」「比較・違い」「選び方・判断基準」「悩み・トラブル」「定義・使い方」の5つの型で、6問ずつ質問を作りました。家電・化粧品・保険・転職のように、自社の媒体が扱うジャンルに近い業界があれば、その業界の30問が下敷きになります。各業界の30問は、15業界の調査の記事から、業界ごとの記事をたどって見られます。

上位10位に出たメディアが引用された割合は、業界によって違いました(メディア向けGEOとは)。割合の低い業界に近いジャンルなら、検索の上位にいる自社の記事から先に、AIの引用元に入っているかを確かめます。

1本の記事を、比べる・選ぶ・困ったときの質問に言い換える

1本の記事は、いくつかの型の質問に答えていることが多くあります。たとえば「オンライン英会話の選び方」の記事なら、次のように言い換えられます。

型の違う質問への言い換え方

質問の型言い換えた質問
比較・違いオンライン英会話と通学の英会話教室はどっちがいい?
選び方・判断基準オンライン英会話は何を基準に選べばいい?
悩み・トラブルオンライン英会話が続かないのはなぜ?

言い換えの形を見せるために作った質問で、AIの答えは載せていません。

同じ記事が、型の違う質問でも同じように引用されるかは、聞いてみないと分かりません。型ごとに聞いておけば、その記事がどの質問で引用元に入るかが見えてきます。

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よくある質問

1つの記事に、何問くらい作ればいいですか?

決まった数はありません。まず、記事の見出しが答えている問いを書き出し、そのうち読者が実際に聞きそうなものを選びます。型が違う質問を2〜3問作ると、記事がどの型で引用されるかを見比べられます。

同じテーマの記事が何本もある場合は、どれで確かめますか?

同じ質問に答えている記事が何本もあるなら、1つの質問を聞いて、どの記事が引用元に入ったか、どれも入らなかったかを見ます。15業界の調査でも、noteのように、同じサイトが引用された質問と外れた質問がほぼ同じ数ありました。

よく読まれている記事3本から、最初の3問を作る

自社の媒体で、検索からよく読まれている記事を3本選び、それぞれが答えている質問を1問ずつ作ります。3問をChatGPTとGeminiに聞き、自社の記事が引用元に入るか、入らないなら、どのサイトが入っているかを見ます。

記事を書き直したあとも同じ3問を聞き続けたい場合は、Genviewのクエリ改善に入れておくと、書き直しの前と後の引用元を並べられます。

この記事を書いた人

喜多 陽平 / Kita Yohei

Genview チームリーダー / 株式会社FID

株式会社FIDにて、CRMツール「MOTENASU」および侍カートの営業・マーケティングを担当。海外のGEO・AI検索に関する最新情報をいち早くキャッチし、日本語で整理・発信することを得意としています。

GEOはまだ国内に一次情報が少ない領域です。海外のレポートや調査を正確に読み解き、日本のビジネス文脈で使えるかたちに届けることが、喜多の役割です。

専門領域:海外GEO・AI検索動向のリサーチ / SaaS・CRMツールの営業・マーケティング / 海外情報の翻訳・整理・発信

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よく読まれている記事の質問で、自社の記事が引用元に入っているかを、書き直しの前後で比べたい方は、Genviewのクエリ改善をお使いください。

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