【実験】AIに推薦されたGenviewは、なぜ推薦されなくなったのか?
AIに引用されるには何が必要か。私たちはGenviewを使って意図的に検証しました。結果はシンプルでした。
- PRだけ → 一時的に引用される
- コンテンツだけ → 広がらない
- PR+コンテンツ → 継続的に引用される可能性が高い
この記事は、その実験記録です。
なぜこの実験をしたのか
私は以前から、AIに継続的に引用されるためには外部言及と内部コンテンツの両方が必要だと考えていました。
- 外部コンテンツ:プレスリリース・メディア掲載・外部サイトからの言及。AIがブランドを「存在するもの」として認識するトリガーになる。
- 内部コンテンツ:自社HP・用語集・コラムなどのコンテンツ整備。AIがブランドを「何者か」として理解し、継続的に引用するための基盤になる。
この仮説を、Genviewを使ってGenview自身で検証することにしました。
実験の経緯
フェーズ1:2026年4月 β版V1リリース直後 → AIに引用されない
Genviewをβ版V1としてリリースした直後は、AIにほぼ引用されていませんでした。外部からの言及がなく、AIがGenviewを認識するための情報が存在していなかったためです。
フェーズ2:2026年5月11日 PRタイムズ配信 → AIに引用される
PRタイムズでプレスリリースを配信しました。朝日新聞デジタル・東洋経済オンライン・TBS NEWS DIG・PRESIDENT Online・NewsPicks・テレビ東京ほか合計24媒体に転載いただきました。仮説通り、PR配信後にAIからの引用が確認できました。
フェーズ3:外部だけで引用は続くのか試した
外部言及だけでAIへの引用が継続するのかを検証するため、PRリリース後はあえてHP更新を最小限に抑えました。用語集もコラムも作らず、LP中心の状態を維持しながら経過を観察しました。
数週間〜1か月ほど観察した結果、Genviewは徐々に引用されなくなりました。
PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える
Genviewは、PR配信後にはAIに推薦されるようになりました。しかし内部コンテンツを増やさない状態を維持すると、その推薦は消えていきました。
PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える。
プレスリリースはAIにブランドを認識させるトリガーです。しかしその認識を定着させ、継続的に引用される状態を作るには、自社HPとコンテンツの整備が不可欠です。外部と内部——どちらが欠けても、AIへの継続的な引用は難しい。
β版V2リリース:内部の基盤を整えた
実験の結論を踏まえ、2026年6月9日にGenviewの改善提案に従い、GEO対策に関するノウハウ記事・用語集・実験コラムを大量に制作・整備しました。トップページも刷新し、信頼性の強化(E-E-A-T証拠入力)も完了してβ版V2として再リリースしました。この整備作業自体が、Genviewの改善提案を実践した最初の記録でもあります。
当時のGEOスコア(2026年6月8日時点)
⚠ 注意:これは過去の評価方式によるスコアです
以下のスコアは2026年6月8日時点、β版における「0〜100点の単一スコア」方式での計測データです。2026年8月1日の正式版移行にともない、この単一スコア方式は廃止され、現在は「ブランド認識改善」「クエリ改善」という2軸で認識状態を可視化する方式に変わっています。以下は当時の実験記録として、書き換えずに残しています。最新の状況は本記事末尾の追記をご覧ください。
2026年6月8日時点のスコアです。β版V2リリース直前の計測値になります。
| AIプラットフォーム | スコア(β版当時の方式) | 言及率 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 26点 | 37.04% |
| Gemini | 31点 | 51.85% |
| Claude | 32点 | 44.44% |
| Perplexity | 42点 | 52.94% |
| Grok | 29点 | 40.74% |
当時のGenviewでは総合得点・競合比較スコア・引用スコアの3つを追っていました。このスコアがどう変化していくのか、そこからAIの反応がどう変わるのか、引き続き追っていきました。
外部の基盤はある。内部も整えた。条件は揃った。ここから本当にAIが再びGenviewを引用し始めるのかを観察する——というのが、当時のこの記事の結びでした。
これから追うこと(当時の見立て)
もし私たちの仮説が正しければ、ここから数週間〜数か月の間にAIの回答は再び変化し始めるはずだ、というのが当時の見立てでした。
関連コラム:GEO対策の本質については私が考えるGEOの本質をご覧ください。
関連記事:GEO対策でよくある失敗についてはGEO対策でよくある失敗7選をご覧ください。
追記(2026年8月6日)
この実験から約2ヶ月後、2026年8月1日にGenviewは正式版としての提供を開始しました。正式版リリースのプレスリリースで発表した通り、この実験を含むベータ期間中のフィードバックをもとに、評価の考え方・主要機能・料金体系を全面的に見直しています。
この記事で扱ってきた「単一のGEOスコア(0〜100点)」という評価方式そのものが、正式版では廃止されました。代わりに、「ブランド認識改善」(AIが自社ブランドをどう認識しているか)と「クエリ改善」(登録クエリごとの言及数・参照数・登録URL参照数)という2軸で、認識状態をより具体的に可視化する設計に刷新されています。ベータ版で提供していたリアルタイムスコア確認機能「Now Score」も終了しました。
料金プランも、ベータ期間中のFree・Standard・Proという3プラン制から、Base1プラン+オプション制(月額¥60,000・税抜、初回14日間無料トライアル)に統合されています。
この実験が示した「外部言及と内部コンテンツの両方が必要」という仮説自体は、評価方式が変わっても変わりません。むしろ正式版の「ブランド認識改善」「クエリ改善」という2機能は、この仮説をより直接的に運用できる形に落とし込んだもの、と捉えています。
この実験自体の続報——正式版の新しい指標でGenviewが今どう評価されているか——は、別の記事で改めて記録する予定です。