HTTPS(エイチティーティーピーエス)とは、Webサーバーとブラウザの間のデータのやりとりをSSL/TLS(暗号化技術)で保護するプロトコルです。

英語表記:Hypertext Transfer Protocol Secure(略称 HTTPS、読み方はエイチティーティーピーエス)

URLが「https://」から始まるサイトがこれに当たります。暗号化のないHTTPのサイトは「http://」から始まります。現在では、HTTPSはWebサイトの基本的なインフラとして広く使われています。

この言葉の基本

HTTPSという言葉の読み方・分野・見分け方

項目 内容
英語表記Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)
読み方エイチティーティーピーエス
分野Webの通信・セキュリティ
暗号化に使う技術SSL/TLS
見分け方URLが「https://」から始まる。ブラウザに「保護されていない通信」の警告が出ない
対になる言葉HTTP(暗号化なし)

HTTPとの違い

Googleは2014年に、HTTPSをランキングシグナルとして使うと発表しました。発表の時点では、ごく軽いシグナルと説明されています。2018年7月には、Chrome 68から、HTTPのページに「保護されていない通信」と表示するようになりました。

HTTPとHTTPSの、通信の暗号化・ブラウザの表示・Googleのランキングでの扱い

項目 HTTP HTTPS
通信の暗号化なしあり(SSL/TLS)
ブラウザの表示(Chrome)「保護されていない通信」と表示される警告は出ない(2023年のChrome 117から、鍵マークは別のアイコンに替わった)
Googleのランキングでの扱い―ランキングシグナルの一つ(2014年の発表では、ごく軽いシグナル)

似た言葉との関係

E-E-A-T(信頼性)

E-E-A-Tは、Googleが示しているコンテンツの品質の評価軸で、その一つに信頼性(Trustworthiness)があります。HTTPSは、この信頼性と並べて語られることの多い言葉です。

URL正規化(canonical)

同じページにHTTPとHTTPSの両方のURLがあるとき、GoogleはHTTPS版を優先してインデックスに登録すると、Search Consoleのヘルプ(HTTPSレポート)で説明しています。どちらのURLを正とするかは、URL正規化の話にもなります。

GEO対策における位置づけ

HTTPSは、GEO対策の直接的な施策ではありません。robots.txtでのクローラーの許可と同じく、サイトの技術的な土台に当たるもので、SEOとGEOのどちらにも共通する前提です。

HTTPSは、構造化データを入れるときにあわせて確かめる、サイトの基本設定の1つです。ほかの基本設定と、優先して入れる構造化データの順番は、GEO対策で優先する構造化データは?21種類の優先順位と設置場所で整理しています。

よくある誤解

HTTPSにすればGEO対策になる

HTTPSは通信を暗号化する仕組みで、それ自体がAIに向けた施策ではありません。「対策の土台」であって「対策の中身」ではありません。

HTTPSさえあれば信頼性は十分である

E-E-A-Tの信頼性は、HTTPSかどうかだけで決まる考え方ではありません。著者情報の明示、運営者情報の整備、出典の明記なども含めて見られます。

HTTPSに関連する用語

HTTPSに関連する用語と、その意味

用語 意味
E-E-A-T経験・専門性・権威性・信頼性の4つからなる、Googleのコンテンツ品質の評価軸
URL正規化(canonical)同じ内容が複数のURLにあるとき、正とするURLを示すこと
robots.txtクローラーにアクセスの可否を伝えるテキストファイル
AIボットクロールAIサービスのボットがWebコンテンツを自動で取得すること

よくある質問

HTTPSになっているか確認する方法は?

ブラウザのアドレスバーでURLが「https://」から始まっていればHTTPSです。Chromeでは、アドレスバーの左端のアイコンを押すと、接続が保護されているかを確認できます。サイト全体では、Google Search ConsoleのHTTPSレポートで、インデックスに登録されたHTTPとHTTPSのURLの数を確認できます。HTTPSのページの中にHTTPの画像やスクリプトが混ざる状態(Mixed Content)は、ブラウザの開発者ツールで確認できます。

HTTPSとHTTPの違いは何ですか?

通信が暗号化されているかどうかです。HTTPSはSSL/TLSで通信を暗号化し、HTTPは暗号化しません。

HTTPSはSEO対策ですか、GEO対策ですか?

どちらかの対策というより、両方の前提です。SEOとGEOを分けて考えるより、Webサイトの基本的なインフラとして捉えるほうが実態に合っています。